ケガを予防するために必要な知識: ケガの2つの種類

ケガの2つの種類 アスリートリテラシー

ケガをせずにスポーツや運動を楽しみたいとトレーニングやコンディショニングに取り組むアスリートの方は多くいらっしゃいます。

今回の記事では、ケガを予防したいと考えているアスリートの方が知る必要のあるケガの2つの種類について説明したいと思います。

ケガの2つの種類

スポーツや運動によって起こるケガのことを漢字で書くと、「傷害」といいます。

この「傷害」という漢字は、このケガの2つの種類のそれぞれの文字を1つずつ取った熟語になります。

ケガの2つの種類とは、外傷と障害です。

急性的な外傷

まず1つ目のケガの種類となる外傷とは、急性で起こるケガになります。

急性で起こるケガの代表的な例には、捻挫や骨折、脱臼、肉離れ、打撲などが挙げられます。

どれが外傷だと判断できるかは、「あの時にケガをしてしまった!」とアスリートの方が特定できるか、できないかになります。

例えば、グラウンドを走っているときに足を捻ってしまい、痛みを感じ、足首が腫れてしまった場合には、1週間後や2週間後に、誰かに「いつ足首をケガしたの?」と聞かれたときには、あなたは、簡単に「グラウンドを走ってたときに足首を捻ってしまった」と答えられます。

このように特定できる1つのエピソードがある場合には、基本的には急性的な外傷と特定することが可能です。

慢性的な障害

2つ目の傷害は、慢性的な障害になります。

慢性的に起こるケガの代表的な例には、疲労骨折になります。

これは、長期的にストレスが蓄積して、少しずつ痛みが増してくるのが特徴的で、外傷とは異なり、いつケガをしてしまったかを特定することは難しいです。

慢性的なケガをしてしまったアスリートに、「いつケガをしたの?」と聞くと、「だいたい2,3週間くらい前から痛くなった」というようなケガをした期間をあやふやにして答える場合がほとんどです。

また、この慢性的な障害の場合は、我慢をしたり、テーピングなどをしたりすれば、スポーツや運動を継続できたりすることが多いため、悪化させてから医師などの専門家に相談することが多くあり、しっかりと治るまで時間がかかってしまう傾向があります。

なぜケガ予防のためにケガの種類を知らなければならないのか?

外傷でも障害でも、ケガを予防するためのアプローチとして共通するものと、それぞれに特化したアプローチが必要なものがあるため、あなたが予防したいケガがどちらの種類かによって全体のアプローチが変わってきます。

スポーツ外傷への予防

衝突や転倒など突発的に生じる1回の大きな外力で起きてしまうスポーツ外傷には、防ぎきれないケガももちろんあります。

また、スポーツ外傷は、さらにメカニズムによってノンコンタクト型とコンタクト型に分類されます。

ノンコンタクト型とは、なにも衝突や転倒などのコンタクトがない状態で起きてしまったケガで、コンタクト型とはタックルなどのコンタクトによって起きてしまったケガになります。

基本的にスポーツ外傷への予防には、筋力や柔軟性などの基礎的な体力要因を整えることと、競技のスキルや転倒などのスキルを高めることが必要になります。

スポーツ障害への予防

ランニングやジャンプ動作など反復的な動作によって起きるスポーツ障害への予防でまず注目することは、変化です。

この変化には、様々な要因が含まれているので、多面的なアプローチが必要になります。

いくつかの要因をリストアップしてみると、

  • 体重の変化
  • トレーニング量の変化
  • トレーニングや練習会場のサーフェイスの変化
  • 靴の変化
  • 心理的なストレスの変化
  • エクササイズ内容の変化
  • 天候の変化

などアスリート自身の個人的な要因、チームでの要因、環境要因など様々な要因があります。

大きな変化がある場合にはとくに、スポーツ障害が起きてしまうリスクが高まるので注意が必要です。

アスリート自身が自分の身体の変化や心の変化、練習やトレーニングの変化に敏感に感じることが大切です。

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